お金2.0 新しい経済のルールと生き方
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」佐藤航陽著を読みました。
テクノロジーの進展によって分散化が進み、資本主義から価値主義へ転換すると言うの主旨だと理解しましたが、このうねりをこれだけわかりやすく伝えているのは本当にすごい・・。ブロックチェーンに代表されるトークンエコノミーについてもよく理解できました。
これは他でもよく言われていることだと思いますが、価値を3分類で説明していて①に重きを置いてきたこれまでから②や③がより重視されてくること。
価値の3分類
①有用性としての価値→役にたつか
②内面的な価値→個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす
③社会的な価値→社会全体の持続性を高めるような活動
さらには、上記の文脈から、社会的に価値ある取り組みは利益を出しやすくなってきている一方で、利潤のみを徹底的に追及する事業は短期的な利益を求めすぎて消費者に避けられてしまうか、過剰競争に巻き込まれて長期的には収益を出しにくくなっていると言う話も納得でした。
単行本にしては非常に内容が濃かったので、もう一回ちゃんと読もうかなと思います。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)